補正の作り方 基本編
2010年 04月 29日
最近 ご入会された 当お教室の生徒さんを始め
補正の作り方を忘れちゃった生徒さん!また
このブログを見てくださっている方で 補正の作り方を知りたいと思われる方
是非参考にされてみてはいかがですか?
(*あくまでも 私自身が長年着付師をしてきて 一番美しい着付けが仕上がると思うやり方で、当お教室のベーシックコースで指導している補正です。またこちらはボディーの体系に合わせた補正ですので、すべての方にあうというわけではありません。色々な体形の補正の仕方は また 後日 少しずつ アップしていきます。)
*撮影の時 私の素足がチラリと写ってしまいました。見苦しくてすみません。
用意するもの
肌襦袢 裾よけ タオル3枚(この枚数はあくまで中肉中背の体系の方の場合)
ハサミ ガーゼ 綿花(カット綿ではなく切ってない綿花) ←薬局に売っています
★ まず 胸ガーゼを作ります
150~160㎝の長さに切ります。縦半分に折り 和を手前にし
丸く切り落とした 右の35~40㎝部分の「わ」は切らず 左部分の「わ」は
すべて切ります
左部分の「わ」はすべて切ります
開いたらこんな形になります。
★ 腰ガーゼを作ります
140~150㎝の長さに切ります。 こんな形のガーゼを作ります。
綿花を手で細かくちぎります。
特大 大 中 小 に切り 各 10枚づつほど用意します
注意*ハサミでは絶対切らない事!!
さあ!このボディーさんに補正をしていきます。
このボディーさん 結構ふくよかですが やはり 凹凸がありますので
40代ミセス 留袖の方に着付けるための体系にしていきます。
・まず、裾よけ 肌襦袢を着せます。
・分かりやすいように色つきのタオルを使用!!
・ボディーに着つけていくときは まち針で固定していきます。
(人に着せつけるときは お客様に持っていただきます)
★ 前の補正です
タオルでひだを作りながら40代のトップバストを作っていきます。
(20代振袖の場合はトップバストを高めに作ります。)
ポイント!!年齢に合わせトップバストの高さを変えることが大切です。
帯が乗る部分の補正です。斜線の土台を作ります。
タオルを まず二つ折りにし 上半分を二重に折ります
先程の タオルを おなか部分にのせます。
横から見た写真! 随分なだらかなラインができてきました。
肩からバストにかけてのラインを 先程作った 綿花をくぼんでいるところに
細かく補正します。ハサミで切らなかったのは 肌になじませるためです。
手で さわり 確かめながら 綿花を乗せていきます。
胸ガーゼをのせ
後ろでクロスさせ 前に回し 端を挟み込みます
★ 腰の補正です
腰の一番低い部分に タオルを縦二つ折り、横二つ折りにし 当てます
お尻の一番高いところから自然なヒップラインを作るために 大きめの綿花を使い
乗せていきます 脇も大きめの綿花を使いずん胴に!!
注意!!骨盤より高くしない事!お尻が大きくなります
こんな感じに 綿花をのせます
腰ガーゼを まきます
前に回し しっかり 空気を抜いてください
出来上がり!
前から見た写真!
胸元の凹凸が無くなりました。これで衿もぴったりとフィットします。
後ろから見た写真!
ウエスト部分がずん胴に仕上がってます
横から見た写真! しっかり おなか部分 お尻部分が 斜線ができています
これで帯が ぴったりとフィットします。
いかがでしたか? こちらも参考にされて見てください。
次は いろいろな体形の方の 補正をアップいたしますね。
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