痩せてる方の補正のポイント
2010年 05月 07日
本日は 「痩せている方の補正のポイント」 をアップいたします。
ここでは 全体的に痩せている方のお嬢様の振袖補正についてご説明致します。
皆さん。痩せている方を着付けたときに・・・
★ 帯の締まりが悪かった!
★ バストの補正が足りずに胸元が貧弱になった!
★ お腹がぺしゃんこの方に着付けたら おはしょりがうまく決まらなかった!
★ 後ろから見たときに帯下がくしゃくしゃになった!
などの経験はありませんか?
痩せている方の美しい着付けは補正がとっても大切です。
本日は 上記の悩みを解決できる補正をご説明いたします。
*和装ボディーはもともとずん胴に作ってあるため
下のボディー (赤のライン) の体型の方の補正と考えてみてください。
バストが小さい方の補正は・・・
ふくよかなバストを自然に作ることが大切です。
厚手のタオル[薄目のタオルであれば二枚重ね]でひだをとり
トップバストを高い位置に作ります。
バストが出来たら、肩からバストにかけてなだらかな膨らみを出す為
綿花で繋ぎを作ります。
ウエストが細い方は・・・
まずタオルを三分の一に折り、バストのすぐ下に前からうしろにかけて巻きます。
前
後ろ
更に細い方は二分の一に折ったタオルをその上から更に巻きます。
前
後ろ
それでも足りない場合は綿花をバスト下に足します。
細いウエストの補正が出来ても下腹部が足りません。
特に若いお嬢様は骨盤よりお腹が凹んでらっしゃる方が多いです。
[年を重ねればイヤでも下腹部は出てきますが・・]
そこで骨盤から下腹部にかけて丸みを作って補正してあげないと
おはしょりがピタッと決まりません。
骨盤には乗せず下腹部のみ Vの字に綿花をのせます。
後は 胸ガーゼを乗せしっかり空気を抜きながら体にフィットさせていきます!
横から見た ラインです。
*あくまでも まだ補正をしていない ボディーの赤のラインの体型の方の
補正と 考えてください。
次は後ろの補正です。
若い方は腰の筋肉が衰えてないため腰が凹んでられる方が多いんです。
[年を重ねるごとに腰の筋肉が衰え凹みがなくなり平らになってきます]
そこで 腰にタオルをおき ヒップの一番高い位置にかけて
なだらかなヒップラインを作っていきます。
又、タオルより上にも綿花を置き帯が乗りやすいように
なだらかなラインを作ります。
脇腹も綿花で寸胴に補正し腰ガーゼを巻き
空気を抜きながらしっかりと体にフィットさせていきます。
痩せていて姿勢がよくて肩甲骨が飛び出ている方は・・・
肩甲骨と肩甲骨の間に綿花を入れてあげます。
⇒衣紋を抜いたときに背中との間に空間が出来たことはありませんか?
これで解消ですね。
できあがり!!
さあ この補正で長襦袢&着物を着せてみてください。
今までの悩みが嘘のようにピタッと着崩れしない着付けが出来ますよ。
皆さん 是非参考にされてみてくださいね。
では 次回は 色々な体型の方の補正のポイントを アップいたします。
お楽しみに!!
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